インモールド成形のパイオニア | 吉田テクノワークス株式会社

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Vol.2 錫蒸着インモールド開発秘話/通信電波に悪影響を与えない、美しいメタリック感を追い続けるものづくり魂
プラスチック成形と加飾が同時にできるインモールド技術は
様々な製品に使われていった。
しかし電波を発する機器の場合、
電波を阻害してしまう恐れがありアルミ蒸着は使えない。
そこで新たに開発された錫蒸着インモールドとは?
携帯電話の高機能化による新たな課題

インモールド技術は後加工でなく同時加飾ができることで、今までにない高級感のあるデザインやメタリック感が可能になり、多種多様な製品に展開されていった。 化粧品のコンパクトケースなどは、本物の金属を使うと重量が重たくなる上、コストも高くなってしまうので、従来からプラスチックの生地に直接、アルミの真空蒸着を施すことでメタリック感を表現していた。 当然の如く、「この素晴らしいデザインを携帯電話にも使いたい」という話が舞い込んだ。
しかし、ここで問題が一つ発生する。それは、アンテナが一本で済んでいた携帯電話機では問題はなかったが、高機能化する中で従来のアルミ蒸着では電波の送受信を阻害することがわかったのだ。

電波障害を起こさない新たな技術の開発
電波障害を起こさない新たな技術の開発

アルミ以外で電波障害を起こさない金属は何か。そこで目を付けたのが錫やインジウムだ。
錫やインジウムなら不連続に蒸着するため、携帯電話の外観をすべて覆ってしまうことなく、電波を通すことができる。 最も簡単な方法はアルミと同じように、錫やインジウムも真空蒸着釜を使って蒸着すればよい。
しかし、この方法では歩留まりが悪く、コストが高くついてしまう。
そこで、荒川が考えたのが、キズの付きにくいハードコート箔を使った、錫蒸着インモールドだった。

アルミ蒸着インモールドの技術を応用すれば、他の金属でもできるはず。
しかし金属が違えば、勝手が違う。機能的な要件を満たすことはできたとしても、美しい金属感のある外観が表現できない。

試行錯誤を重ねた末に、メタリック感のあるデザインでありながら、電波障害を起こさないという、デザイン性と機能性の2つを同時に実現させたのだ。

様々なデザインのバリエーションが楽しめる錫蒸着インモールド

錫蒸着インモールドは錫蒸着箔と、絵柄を付けた箔を、透明パネルの表裏に組み合わせることによって、様々なデザインバリエーションが楽しめるのも利点のひとつ。
そのためアイデア一つであっと驚くほどステキなデザインが生まれることが、技術者としての楽しみの一つだと荒川は言う。
デザイン性に優れている錫蒸着インモールドにも課題はある。錫蒸着インモールドの利点は歩留まりが高くて、リードタイムが短く、コストが低いところにあるが、 真空蒸着釜を使った工法の製品と比べると、やはり金属の光沢感、キラキラ感に見劣りする。

インモールドは、インモールド箔と成形技術の両方で成り立つ技術。
「今後は、箔を造る印刷メーカーと二人三脚で美しい究極のメタリック感を追い続けたい」と荒川は最後に語った。

様々なデザインのバリエーションが楽しめる錫蒸着インモールド/SONY SO704i
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